ダットジャパン、建設業向けDXサービスを手がけるスパイダープラスと業務提携

ダットジャパン株式会社は、スパイダープラス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：伊藤謙自、東証グロース、以下「スパイダープラス」）と建設業界におけるDXの推進及び強化を目的に、2024年2月6日付けで業務提携（以下「本提携」）に関する契約を締結したことをお知らせいたします。

本提携は、建設会社向けに30年超のソフトウェア開発実績と建設業界における高い知名度を持つダットジャパンと、建設現場向けの施工管理SaaSのマーケット・リーダーであるスパイダープラスとの業務提携です。

本提携によって当社は、スーパーゼネコンを含む大手建設会社から依頼頂いている様々な業務システムの開発の受注や、DX需要および2024年問題への対応として新規サービス化を進めているBPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）を含めた総合支援を、「スパイダープラス」が展開している施工管理SaaSと掛け合わせることによって、より加速させていきます。

業務提携の背景

2024年4月から始まる働き方改革関連法適用による残業時間の上限規制を目前に、建設業各社では働き方を根本的に改善する取り組みの一つとしてデジタル活用が進められています。こうした背景のもと、建設分野を中心とした自社パッケージの販売・提供、受託開発やBPO支援など様々な業務支援を行っていくことで優秀で豊富な人的リソースの整備、深い業界に関する知見を獲得してきました。
導入社数約1,800社65,000人の導入実績を有し、全国に幅広く展開し建設現場のDX化・効率化を推進するスパイダープラスが抱える課題である「個別開発」や「システム連携」を両社のシナジーによって解決していくことで更に建設業界に貢献できると考え業務提携契約を締結する運びとなりました。

スパイダープラスについて

スパイダープラスは2021年3月に建設DX銘柄史上初の上場を果たしました。
「“働く”にもっと「楽しい」を創造する。」をミッションに掲げ、顧客基盤と技術開発を両輪に建設業をもっと魅力的にする事業を国内外で展開中です。建設現場向けの施工管理SaaSのマーケットにおいての先端を行き、建設業界発展への寄与、サービスの拡充に努めております。
2011年9月より開発提供を開始した建設DXサービス「SPIDERPLUS」は、2023年09月時点で、導入社数約1,800社65,000人によって導入されています。クラウドを使って現場の情報共有をスムーズにし、写真・電子黒板・図面などをタブレットで管理が可能です。ペーパーレス化により帳票作成などの事務所での作業時間を大幅に削減。建設DX化を推進し、現場作業の省人化・省時間化により業務効率の向上を実現します。

スパイダープラス会社概要：https://spiderplus.co.jp/about-us/
SPIDERPLUSプロダクトサイト：https://spider-plus.com/

スパイダープラスとの取り組み展望

「SPIDERPLUS」と建設業の基幹システムとの連携機能開発
建設業向けソフトウェア開発の多くの実績で培われたダットジャパンの業界や顧客への深い理解を「SPIDERPLUS」との連携機能開発に活用いたします。ダットジャパンの強みである受託開発業務における要望ヒアリングや要件定義等の提案及び企画力と、開発力を活用し、建設業界の皆様が「SPIDERPLUS」をさらに活用できるよう、開発業務を進めてまいります。
ダットジャパンの建設会社向けソフトウェア群の販売提携及び機能連携
既に両社サービスを並行導入している顧客事例をもとに、スパイダープラスの既存顧客に対してダットジャパンのソフトウェアやサービス販売と、並行活用を前提とした必要な連携機能の開発検討を進めます。

当社では「SPIDERPLUS」が提供できていない建築工事向け、土木工事向けの自社開発ソフトウェアを複数販売しています。大手建設会社向けにも多数の導入実績があることに加え、中には「SPIDERPLUS」と組み合わせて活用されているサービスもあります。

「SPIDERPLUS」との併用によって、既存顧客がさらなる生産性向上を実現すべく、当社では既存顧客に向けたダットジャパンによるサービスの販売や、必要な連携機能の開発も検討してまいります。

スパイダープラス株式会社代表取締役社長伊藤謙自・ダットジャパン株式会社代表取締役社長佐脇由宏　コメント

スパイダープラス株式会社代表取締役社長伊藤謙自コメント

ダットジャパンが「価値基準　Value」と掲げる競争力、アジャイル、現場主義、リレーションシップの中でも「現場主義」は、当社が現場従事経験から建設DX事業を興した経緯から共感するところが大きく、今回の業務提携の決定的要素となりました。
当社に寄せられる個社ごとの開発対応をともに重ねていき、将来的には互いのサービスをシステム連携させることにより、建設DXの新たなスタンダードを目指してまいります。

ダットジャパン株式会社代表取締役社長佐脇由宏コメント

建設系SaaSのリーディングカンパニーであるスパイダープラスは、業界全体をカバーする幅広いお客様ネットワーク、現場経験の裏打ちある高い技術力、さらには活気溢れる充実した営業体制をお持ちで、私共の受託開発・BPO業務との掛け合わせは、建設DXにおける新たな付加価値を産み出すものと確信しております。両社で知恵と力を併せて、お客様の課題解決と革新へのご支援に努めてまいりたいと思います。